ゲームには謎の中毒性がありますよね。
ずーーっとゲームをしていても飽きずにプレイすることが出来ます。
他の趣味ではそうはいかないですよね。
その理由はこっちに書いてあるんですが、今回はもっと細かい所に着目してゲームにハマる根本的な理由を書きたいと思います。
中毒的にゲームへハマる理由
よくニートをしている人の動画とかに、オンラインゲームを辞めれない人とかが出てきたりしますよね。
あれなんか典型的なもので、ゲームにはかなり強い中毒性があります。
それは「簡単に、かつ短い間隔で脳の報酬系を刺激出来るから」です。
もちろんゲームの種類やゲーム性によりますが、ゲームにハマり続ける人はこの「簡単に得られる報酬」に依存しているわけです。
この簡単に得られる報酬の正体を解説していきます。
簡単に得られる報酬の罠
簡単に得られる報酬の「罠」と書きましたが、なぜ罠なのか?
だって、それ自体にハマるだけなら何も問題は無いように感じますよね?
しかしこの簡単にかつ短時間的に得られる報酬というものは、他の生活に大きく影響してきます。
具体的にはリアル(現実面)関連です。
なぜゲームがリアル面に影響を与えるのか。それはドーパミンの仕組みにあります。
ドーパミンが脳に与える報酬の仕組み
人は「やる気」を出す時や「快感」を得る時などにドーパミンという脳内麻薬を出します。
これが出ているといわゆる「気持ちいい状態」になります。
脳はこのドーパミンに慣れるよう出来ています。
そして同じような刺激では足りなくなり、もっと出さないととドーパミンをさらに出すようになります。
これが連続で起こり、気持ちいい状態を続けたいがためにさらに依存する行動にでるのです。
その行動はゲームの場合”とても簡単”です。
RPGだったらさらにレベル上げをしたり、ソシャゲだったらガチャをするために課金したり。
明確に報酬系を刺激してくれる手段が示されており、その手段を講じる手間はリアルの状況と比べるととても簡単なのです。
なのでゲームはリアルと比べて、簡単にドーパミンを放出できる環境にあると言えます。
これこそがリアルに与える影響です。
ゲーム中毒がリアルに与える影響
上記でゲームはリアルよりも簡単にドーパミンを手に入れることが可能と書きましたが、このことでリアルにどう影響をもたらすのか。
それが一番顕著に現れるのは「やる気と集中力の欠如」です。
ゲーム依存は先ほどドーパミンを簡単に得る行為とも書きましたが、リアル面においてやる気と集中力を奪います。
それは、リアルがゲームと比べてとてもドーパミンが出にくい環境だからです。
当たり前ですがこの社会、現実ではRPGのように敵を倒してもレベルアップしたりしません。
なので例えば宿題を仮想敵とみなして完遂したとしても、目に見える報酬は得られません。
ですがゲームでは様々な敵を倒せば倒すだけレベルアップし、強くなることが可能です。
ここがゲームと現実の差でドーパミンが出るか出ないかの差なのです。
報酬を獲得することを当たり前と脳が勘違いしてしまったゲーム中毒者にとって、現実はあまりにもつまらないものに見えるのです。
だからそもそもやる気が起きないし、仮に取り掛かっても継続的にドーパミンが出るようなものでないと集中力が持たないのです。
ゲームは我々に何ももたらしてくれるのか
ここまで書いた情報だと「じゃあゲームなんてやめちまえばいいじゃん」って結論になるのですが、そうは思いません。
ゲーム中毒はこのような良くないことが起きますが、ゲームという媒体が魅力的であるからこそ起こる現象であることも忘れてはいけません。
メリットとデメリットは共生しているものです。
手軽に得られる面白さは非常に魅力的ですがこれらのドーパミンで得られるものははっきり言ってその場の気持ちよさだけで、分かりやすく言えば自慰みたいなもんです。
その場の時間つぶしとしてゲームは最高峰の趣味と言えます。
ゲームは最高の趣味ですが、生産性はありません
なので没頭してやっても長期的に見れば自分のメリットにはなりません。
ゲームがもたらしてくれるものは「最高の時間」であり、その場をその場でなら輝きます。
つまり何が言いたいかというと、ゲーム最高の時間を提供してくれますが、長くやってはいけません。ということです。
それさえ守ればゲームは最高の趣味として我々に娯楽を提供してくれる素晴らしいものです。
結局、何事もほどほどにが一番なんですよね!