ゼルダの伝説「風のタクト」というゲームの魅力(Part2)

前の記事でもでも述べたが、このゲームの世界観は賛否両論を巻き起こしていたが、結果ユーザーに受け入れられる形となっている。

何故、初手でここまで批判を受けたゲームが、国内で絶大な支持を得ているのか。それは批判を受けていた世界観にこそあると思われる。

このゲームの最大の魅力は、猫目リンクによる壮大な冒険である。これは、アニメタッチの利点を最大限に生かした成果であるだろう。リアル路線に近づくにつれて、ギミックがわかりにくかったりすることを回避して、より分かりやすく深いギミックを置けることに成功したのではないかと考えられる。任天堂の滝澤さんも

「写実的に描き込んでいけばいくほど、
ゲームとしてはかえってわかりにくくなってしまう、
という弊害がありましたから」と語っている。

まさにその通りであって、リアル路線を突き進めていったトワイライトプリンセスは、道に落ちているものだったりが見にくかったりする。その点、風のタクトは単調であるが故のメリットを生かせるギミック、イベントを盛り込むことに成功したのだ。

例を挙げるなら、タウラ島にいる「キラービー」達とのかくれんぼである。彼らを見つけるのはなかなか骨が折れた人もいたのではないだろうか?実際、自分は木の上にいたボスを見つけるのはかなり時間がかかった。。これをリアル路線のゼルダでできるであろうか?本作は、アニメタッチを重視してそれ以外のストーリーやサブイベントがおろそかになているかと思いきや、そうでもない。

敵であるガノンドロフは他の作品に比べて優しく品があり、明確な目的を持っている。この作品のガノンドロフが一番好きという声もよく耳にする。ストーリーは他作品に比べると単純であるが、それゆえにわかりやすく、アニメタッチの世界観と融和をなしている気がする。

ボス戦は歯ごたえがあり、特にボスのガノンドロフよりも厄介なくぐつガノンは心が折れかけた(笑)このように、すべての水準で抜かりない仕様となっており、流石は任天堂といったところか。

好きだからこそ、ここは頑張って欲しかったというところを次の記事にまとめます。

 

 

 

 

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